早くも注目浴びる田中将大の去就 契約破棄か否か、米紙「決断がヤ軍に迫る」
NY紙「球団は引き留めない決断を下す可能性も」
一方、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」電子版も「マサヒロ・タナカのオプトアウトの決断がヤンキースに迫る。トッド・フレイジャーは残留希望と明言」と特集。球団の方針と田中の去就について分析している。
同紙は今季序盤から不安定な投球に苦しみながらも徐々に復調し、ポストシーズンで輝きを放った右腕について「彼は支配力を取り戻し、プレーオフではエースのような働きぶりを見せた。3試合に先発し、防御率0.90を記録した」と称賛。一方、ヤンキースの選手契約が贅沢税の影響を受けること、また、田中が右肘を手術せずに投げ続けていることへの不安について触れ、「彼らが(田中を)引き留めない決断を下す可能性もある」と指摘している。
ただ、今オフのFA市場に出てくる先発投手が一部を除いて「平凡」とも分析し、田中にとっては新たな大型契約を手にするチャンスとしている。
この日の試合後、今後については「とりあえず、ゆっくりします」とつつ、「契約であることは事実なんで、しっかり話して決めたいと思います」と話した田中。一方、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMも「来季のことはすべて、また別の日に」と言葉を濁した。
MLBの規定により、田中はワールドシリーズ終了から3日以内でオプトアウトの権利を行使するのかどうかを決めることになる。ポストシーズンの力投で摩天楼を熱狂させた「TANAKA」がストーブリーグの主役になるかもしれない。
(Full-Count編集部)