米誌がWS戦力分析でダルビッシュ絶賛「紛れもない圧巻投球」先発軍配は…

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

カーショー&ダルビッシュは、ア軍サイ・ヤング賞コンビを凌ぐ戦力と分析

 ドジャースとアストロズによるワールドシリーズ(WS)が、24日(日本時間25日)にいよいよ開幕を迎える。ナ・リーグを制したドジャースが1988年以来となる頂点にたどり着くのか、それともアストロズが球団初の悲願を果たすのか。レギュラーシーズン100勝越えの強豪同士の激突を控えて、アメリカで最も権威を持つスポーツ雑誌「スポーツ・イラストレーティッド」は両軍の戦力分析を特集。第3戦で先発予定のダルビッシュ有投手のフォーム修正と戦略変更がもたらした「紛れもない圧巻投球」を高く評価し、ドジャース先発陣はサイ・ヤング賞コンビ、ダラス・カイケル&ジャスティン・バーランダー両投手の控えるアストロズ先発陣よりも「上」と評価している。

 ポストシーズンで2試合先発し、2勝を記録したダルビッシュ。14奪三振で防御率1.59という輝かしい成績を残しているが、ドジャース移籍後に試行錯誤した末、現在のフォームにたどり着いた。

 特集では「ダルビッシュは7月31日のトレード期限で加入以降、フォーム修正に取り組んだ。ドジャースは彼の投球フォームと配球の組み立てをシンプルにする手助けをした」と指摘。ダルビッシュはリック・ハニカット投手コーチとともにフォームの修正に取り組んだ他、多彩な変化球の使い方を見直した。この結果が「最近の紛れもない圧巻投球につながっている」と賞賛している。

「フォーシームを減らして、カットボールとスライダーに大幅に依存している」と、ダルビッシュの最近の投球パターンを分析。過去5試合で31イニングを投げ、防御率0.87、35三振に対して2四球という圧倒的なデータを紹介している。

 ダルビッシュ以外にも、初戦に先発する3度サイ・ヤング賞3度に輝いたクレイトン・カーショー投手、第2戦のリッチ・ヒル投手、第4戦のアレックス・ウッド投手という豪華ローテーションを誇るドジャース。アストロズのバーランダー投手はヤンキースとリーグ優勝決定シリーズで完投勝利を含む2勝を挙げる活躍でMVPに輝いたが、3番手以降の投手はマッカラーズ、モートンの予想で、記事では「ドジャースに分がある」と軍配を上げている。

 球界屈指のエース対決が期待されるWS。ダルビッシュが前評判通りの快投を見せることに期待したい。

(Full-Count編集部)

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