1年で球速10キロ増&150キロ超え 急成長でプロ注目、ドラフト待つ18歳の選択

複数の球種を習得、「完璧になるのに1か月以上かかった」

「人から教えてもらうのではなく、自分で体験した方が体も覚えます。後期はしっかりいいピッチングができるようになり、安定してMAXに近いスピードが出るようになりました」

 スライダーやフォーク、ツーシームなどの変化球も習得した。ツーシームを覚えたのは、プロではバットが木製バットになり、大きい変化では打ち取れないと考えたからだ。

「最初はカットボール、シュートも練習しましたが、自分は肘を怪我しているので、シュートだと肘に負担がかかってしまう。ツーシームはストレートと同じ握りで、ボールが勝手に動いてくれます。握り方もいろいろ試しました。キャンプ中もずっと練習して、完璧になるのに1か月以上かかりました」

 今、自身がNPBで戦うために足りないと考えているのは体だ。太りづらい体質だというが、入団してから5~6キロ体重が増えた。独立リーグという厳しい環境で、サプリメントなどを思うように買うことができないが、千葉の実家から送られてくるお米には助けられているそうだ。徳島では初めての独り暮らしも経験。自炊はなかなか出来ないが、食生活には気を使っている。

独立リーグでの成長に「感謝」、NPBで尊敬してもらえるピッチャーに」

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