パ・リーグのドラフト会議10年の変遷、あの選手は何年組?【埼玉西武編】
今季躍進した源田は新人歴代単独3位となる155安打をマーク
【2011年】
1位:十亀剣(投手・JR東日本)
2位:小石博孝(投手・NTT東日本)
3位:駒月仁人(捕手・塔南高)
4位:永江恭平(内野手・海星高)
5位:田代将太郎(外野手・八戸大)
育成1巡目:藤澤亨明(捕手・松本大)
十亀投手は今季8勝7敗。惜しくも自身2度目となる2桁勝利には届かなかったが、安定した投球でチームの躍進を支えた。
【2012年】
1位:増田達至(投手・NTT西日本)
2位:相内誠(投手・千葉国際高)
3位:金子侑司(内野手・立命館大)
4位:高橋朋己(投手・西濃運輸)
5位:佐藤勇(投手・光南高)
育成1巡目:水口大地(内野手・香川オリーブガイナーズ)
守護神・増田投手は、今季自身最多タイとなる28セーブを記録。昨季盗塁王に輝いた金子侑選手も、打線に欠かせない機動力として存在感を示した。かつての守護神・高橋朋投手も大手術を経てついに一軍復帰を果たす。
【2013年】
1位:森友哉(捕手・大阪桐蔭高)
2位:山川穂高(内野手・富士大)
3位:豊田拓矢(投手・TDK)
4位:金子一輝(内野手・日大藤沢)
5位:山口嵩之(投手・トヨタ自動車東日本)
6位:岡田雅利(捕手・大阪ガス)
7位:福倉健太郎(投手・第一工大)
森選手は今季開幕前の怪我で出遅れたものの、一軍復帰後は38試合で打率.339とその天性の打撃センスを遺憾なく発揮。森選手の大阪桐蔭高校の先輩、岡田選手も今季は出場機会が増加した。山川選手はついにその才能を開花させ、大ブレイクを果たす。強力埼玉西武打線の4番として、更なる飛躍が期待される。
【2014年】
1位:高橋光成(投手・前橋育英高)
2位:佐野泰雄(投手・平成国際大)
3位:外崎修汰(内野手・富士大)
4位:玉村祐典(投手・敦賀気比高)
5位:山田遥楓(内野手・佐賀工高)
育成1巡目:戸川大輔(外野手・北海高)
外崎選手は自己最多の10本塁打と23盗塁を記録し、強力打線の一角を担った。
【2015年】
1位:多和田真三郎(投手・富士大)
2位:川越誠司(投手・北海学園大)
3位:野田昇吾(投手・西濃運輸)
4位:大滝愛斗(外野手・花咲徳栄高)
5位:南川忠亮(投手・JR四国)
6位:本田圭佑(投手・東北学院大)
7位:呉念庭(内野手・第一工大)
8位:國場翼(投手・第一工大)
9位:藤田航生(投手・弘前工)
10位:松本直晃(投手・香川オリーブガイナーズ)
多和田投手は今季2試合連続の完封勝利を挙げる。野田投手は38試合に登板して防御率1.98と、抜群の安定感でチームのブルペンを支えた。
【2016年】
1位:今井達也(投手・作新学院高)
2位:中塚駿太(投手・白鴎大)
3位:源田壮亮(内野手・トヨタ自動車)
4位:鈴木将平(外野手・静岡高)
5位:平井克典(投手・ホンダ鈴鹿)
6位:田村伊知郎(投手・立大)
源田選手は正遊撃手の座を手にし、2リーグ制導入後のルーキーとしては56年ぶり4人目のフルイニング出場を果たす。新人歴代単独3位となる155安打も記録し、球史にその名を刻んだ。平井投手も42試合に登板し、防御率2.40。チームのピンチを何度も救った。
以上、埼玉西武の過去10年のドラフトを振り返った。埼玉西武は和製大砲の育成に定評があるが、近年は中継ぎ陣も充実の陣容。2017年は「炎獅子ユニホーム」に象徴される爆発力で快進撃を果たした。来季は投打を噛み合わせて、Aクラス、さらには優勝を狙いたい。