DeNA、史上最大の「下克上」 采配ズバリのラミレス監督「僕は決断しただけ」

7回に2打席連続となる本塁打を放ったDeNA・筒香の打席詳細
7回に2打席連続となる本塁打を放ったDeNA・筒香の打席詳細

14.5ゲーム差の3位からCS制覇「ピッチャーの頑張りが勝利を呼び込んだ」

 DeNAは24日、クライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージ第5戦で広島に9-3で勝利し、4勝2敗(広島の優勝アドバンテージ1勝含む)で1998年以来19年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。ペナントレースでは首位広島に14.5ゲームをつけられて3位だったが、史上最大の「下克上」でCSを制覇。大胆な采配でチームを勝利に導いたアレックス・ラミレス監督は「僕はただ決断しただけ。実際にやったのは選手」とナインを称えた。

 この試合でも初回2失点の石田を代え、2回から三嶋を投入するなど、効果的な采配で試合の流れを作ったラミレス監督。だが、試合後の場内インタビューでは「僕はただ決断しただけです、実際にやったのは選手。選手が頑張ったということです」「いつも選手に言ってるけど、どのようにシーズンを始めるかではなく、どのようにシーズンを終えるかが大切。選手は諦めずにやってくれた」と話した。

 特に、指揮官が称えたのは大胆な起用に応えた投手陣。「トータル的にシリーズを見てみると、ピッチャーの頑張りが勝利を呼び込んだ。ピッチャーが頑張ったことで打者が奮起して、点を呼び込んだ」と評価した。

「横浜DeNAベイスターズのファン全員に感謝したい。球団のすべての人に感謝したい。ファンがいっぱい横浜で待っていると思うけど、本当にサポートしてくれました」

 こう感謝したラミレス監督は、マツダスタジアムで「そして、ここにいる広島ファンのみなさまにも感謝申し上げたい。本当に素晴らしいファン。感謝したい」と敵地のファンへの感謝も忘れなかった。

「本当にどの試合も簡単に勝てた試合は1試合もなくて、すべて接戦、エキサイティングな試合ばかり。DeNAを代表して行くわけではなく、セ・リーグを代表して日本シリーズに行って、日本一になるために努力を尽くしたい」

 19年ぶりの日本シリーズでも、ラミレス監督の采配が冴え渡りそうだ。

(Full-Count編集部)

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