ドラフト候補“浮上”の独立L香川22歳捕手、2球団から調査書に「ドキッとした」
フェニックスLにも参戦中の三好、売りは「肩とバッティング」
みやざきフェニックスリーグに参戦中の四国アイランドリーグ選抜チーム。チームの中でドラフト候補の1人として注目を浴びるのが、香川オリーブガイナーズの三好一生捕手だ。
1995年生まれの22歳。香川県立丸亀高校から駒澤大学を経て、今年、香川オリーブガイナーズに入団。今季は42試合80打数22安打0本塁打13打点、打率.275の成績を残し、後半戦は正捕手に定着した。
――独立リーグ1年目の今年は、どんなシーズンでしたか?
「前期シーズンは怪我をして欠場していましたが、後期はほぼ毎試合出場して、それなりの成績を上げることができました。フェニックスリーグの選抜チームに選ばれるのは、一つの目標だったので、良かったと思います。僕の売りは肩とバッティングです。NPBにいくには、レベルが高い中で試合をしなければなりません。フェニックスリーグで試合をして、そういうものが体感できたのが収穫ですね」
――NPBと四国アイランドリーグplusはどんなところが違いますか?
「四国での交流戦でも、ソフトバンクや巨人の3軍の選手と対戦していますが、フェニックスリーグは名前を知っている選手も多いし、やっぱり違うなという感じです。投手は純粋に球が速いです。ストレートは苦手じゃないんで何とかついていけますが、変化球はやっぱりすごいと思います。
今年のドラフトでは、NPBの2球団から調査書(ドラフト指名を前提としてNPB球団から独立リーグ球団経由で選手に送付する書類)がきました。ドキッとしました。それもあるので、NPBのコーチやスカウトの方々の前で、アピールしておけばと。フェニックスリーグに来てからは、今のところバッティングは調子は上がってこないんですが、打撃でも守備でもここでアピールしたいですね」
――香川オリーブガイナーズの西田真二監督(元広島)はどんなところを指導されますか?
「西田監督は、プレー、技術面も指導されますが、試合の中で経験を積んで、自信をもってやれと言われます。僕は試合で委縮してしまうことがあるので、そういう点をアドバイスしてくださったのだと思います」
――どんな選手になりたいと思いますか?
「目標は西武ライオンズの炭谷銀仁朗捕手です。炭谷選手は、リードがしっかりしていて、バッティングでも貢献している。そんな選手が目標ですね。ドラフトで指名されるかどうかはわかりませんが、フェニックスリーグでは、控えめにならないように、思いっきりプレーしようと思います」
(広尾晃 / Koh Hiroo)