WSで敵同士、ダルビッシュを絶賛するCY賞右腕 記憶に刻む「スライダー」
2013年球宴では「ピッチング談義」、「彼は実にスマートなピッチャー」
2013年のオールスターで「ピッチング談義」に花を咲かせたことも、ダルビッシュ評を高めた1つの要因だという。速球の使い方やスライダーの投げ方などで話が弾み、「彼は実にスマートなピッチャー」と感心。「成功するにはそれなりの理由があるんだよ」と、世界一を目指すため、ドジャースに乞われてトレード移籍した右腕について評価した。
常に「見ていて楽しい」というダルビッシュの投球を、第3戦も敵ながら“期待”しているという。
「ダルビッシュは間違いなく素晴らしい投球を見せるだろうけど、ウチの打線もスペシャル。必ず彼の投球に突破口を見出すはずだ。一流と一流の対決を、ベンチからじっくり楽しませてもらうよ」
自身は先に第2戦の登板を終え、チームは勝敗を1勝1敗のタイに戻した。「自分は自分の仕事をするだけ」と穏やかに語るが、自身3度目のワールドシリーズで悲願の世界一奪取にかける思いは強い。ダルビッシュの投球を“楽しみ”つつも、快投が続けば、内心は焦りが募るに違いない。
(Full-Count編集部)