鷹・工藤監督「ラミレス監督との対決も楽しみ」 予告先発なし&情報戦注目
工藤監督「ラミレス監督との対決も楽しみ」
「CSのファイナルステージを見る限り、素晴らしいチームだと思いますし、ラミレス監督との対決も楽しみにしています。ピッチャーがある程度抑えて、打撃陣がそれ以上に打っていくというバランスのいいチームだと思いますし、ピッチャーを1回で代えたりするなど采配も鋭いなと感じています」
このシリーズでは当然両監督の短期決戦ならではの采配に注目が集まるが、工藤監督は「そこは意識していない。ラミレス監督はバッター出身、ボクはピッチャー出身というところもありますので、そこはみなさんの中で楽しんでいただければ」と話す。
「CSを見ると、パ・リーグでは先取点を取ったチームが圧倒的に有利だと結果が出ていますし、DeNAさんは点を取られてもすぐに逆転をしてというゲームをしています。それぞれ特徴があるチームだと思いますので、とにかくボクたちはボクたちの野球、先取点を奪って1点でも勝ち越して、6回以降は万全のリリーフで最後まで点差を守り抜いて勝っていくというところをしっかりやっていきたいと思います」
そして最後に、工藤監督は今回のシリーズで「多くの人に元気を与えたい」と語った。
「子どもたちには夢を与えられるように、そして東北や九州の震災で被害を受けて元気をなくされている方に、少しでも元気になっていただけるように。ボクらは1つの白球をみんなで追いかけて『素晴らしい日本シリーズだね』と言っていただけるように頑張るだけです」
なお、監督会議の結果、今回のシリーズでは予告先発制は採用しないことで決定。左の先発が豊富なDeNAが、CSで左腕に2敗したソフトバンクに対してどのようなローテを組んでくるのか、情報戦も大きなポイントとなりそうだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)