グリエル“差別行為”釈明「侮辱するつもりなかった」 監督「本人は後悔」
ダルビッシュに対する人種差別行為の疑惑、米メディア「MLB側は事情聴取後に処分を検討」
27日(日本時間28日)にミニッツメイド・パークで行われたアストロズとドジャースのワールドシリーズ(WS)第3戦で、人種差別行為の疑惑が持ち上がったアストロズのユリエスキ・グリエル内野手が現地の取材に答え、「侮辱するつもりはなかった」と釈明している。ヒューストンの地元メディア「ABC13」電子版が伝えている。
グリエルはこの日、ドジャース先発のダルビッシュ有投手から2回に先制ソロを放つなど2安打1打点と活躍。5-3の勝利に貢献した。しかし、本塁打の後、ダグアウトで見せた両目尻をつり上げる行為がアジア系の人々を侮辱する差別的ジェスチャーとして問題視され、波紋を呼んだ。
米複数メディアがダルビッシュに対する差別行為の可能性があると伝える中、地元メディアがグリエル本人のコメントを紹介。記事では「試合後、これが侮辱的なジェスチャーだとは知らなかったとグリエルは語っている」と伝え、本人が「侮辱するつもりはなかった」、「キューバでは、アジア出身の人をチーノと呼ぶんだ。日本人や中国人とは呼ばない。チーノと呼ぶんだよ」と語ったことを紹介している。
また、この行為について気づいていたというアストロズのヒンチ監督は試合後の会見で「彼が後悔していることは知っている」と語ったという。