アストロズPS本拠地初黒星、守護神黒星も指揮官信頼「彼はアウトを奪える」
守護神ジャイルズ、PS7試合のうち6試合で失点
アストロズは28日(日本時間29日)、本拠地で行ったドジャースとのワールドシリーズ第4戦に2-6で敗れ、対戦成績を2勝2敗とした。同点で迎えた9回に守護神ジャイルズが1死も奪えず3失点。それでもヒンチ監督は「彼はアウトを奪える」と信頼を寄せた。
両軍先発が投手戦を演じた序盤は、試合がまったく動かなかったが、6回にアストロズがスプリンガーのソロ弾で先制すると、直後にはドジャースがフォーサイスの適時打で同点に追いついた。同点迎えた9回。アストロズは、満を持して守護神ジャイルズをマウンドへ送ったが、シーガーに右前打、ターナーに四球、ベリンジャーに左翼へ勝ち越し二塁打を運ばれ、1死も奪えずマウンドを下りた。
その後を継いだマスグローブが、プイグを空振り三振に仕留めた後、フォーサイスを敬遠して満塁策を取ったが、ここでバーンズに中犠飛、ピーダーソンに3ランと続かれ、勝負は決まった。
シーズン中は絶対的守護神として活躍したジャイルズだが、ポストシーズン(PS)ではこの日を含め7戦のうち6戦で失点。なかなか結果を出せずにいる。ヒンチ監督は「彼はこの逆境をくぐり抜けようとしている。だが、終盤を任される救援は、すぐに切り替えて次に進むスタイルでいかないと。試合で最も大切な時を任されるのは、その人物が最高の球を投げるから。彼はアウトを奪える。奪い続けられる。厳しい状況は続いているが」と、逆境を乗り越える強さに期待した。
対戦成績は2勝2敗の五分。残り3試合で2勝したチームが世界一の称号を手に入れることになる。本拠地では残すところ1試合。地区シリーズから続いた本拠地連勝は7で途絶えたが、地元ファンに勝利を捧げ、優位な展開で敵地へ乗り込みたい。
(Full-Count編集部)