ソフトB、リプレー検証で判定覆り決勝点 工藤監督「セーフになると信じてた」
リプレー検証は「今宮くんの手が先に入ったように見えた」
「私は信じていた。微妙かもしれないけど、立って見ていて、今宮くんの手が先に入ったように見えた。どうなのかと思って、お願いしました」
数分間に及ぶ長いリプレー検証の末に、審判団に出した判定はセーフ。判定が覆って決勝点となり、指揮官は「セーフになると信じていた。こういう形でリプレー検証をお願いしてセーフと、僕らにとって素晴らしい結果になってよかった。気持ちで勝ち取ったホーム」と語った。
結果的には今宮のヘッドスライディングが決勝点を生んだが、指揮官は「あそこでチームが1つになって、逆転するんだという気持ちが出た試合だと思う。ポッと出て打つのは難しいけど、練習でやっている通りの打球。やってきていることが素晴らしいということ。ここで1本というところで打ってくれて勝負強い」と、7回先頭で出塁した明石や、1点差に迫る適時打を放った柳田の働きも絶賛。勢いを生み出したベンチの雰囲気も称えていた。
連勝スタートを決めて、これで2勝0敗と優位にたったソフトバンク。一度は逆転を許しながら、リリーフ陣を打ち崩しての再逆転勝利で、相手に与えたダメージは大きい。2年ぶりの日本一に、あと2勝。このまま一気にいってもおかしくない。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)