前田健太、同点被弾でついにPS初失点 崖っぷちも「引きずっても仕方ない」

ポストシーズン初失点を喫したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ポストシーズン初失点を喫したドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

PS登板8戦目にして初失点「抑えたかった場面」

 ドジャース前田健太投手が29日(日本時間30日)、敵地で行われたアストロズとのワールドシリーズ第5戦に登板し、ポストシーズン8戦目のマウンドで初失点を喫した。7-4の5回2死一、二塁で先発カーショーの火消し役を任されたが、アルトゥーベに同点被弾。試合後に「抑えたかった場面ではありますね。多分信頼して送り出してもらったんで」と悔しさをにじませた。

 難しい場面でのマウンドに向かった。4点リードしていたドジャースが4回裏に同点に追いつかれ、5回に再び3点リードを奪った直後だった。エース左腕カーショーが簡単に2死を奪うも、2者連続四球で一、二塁としたところで、ロバーツ監督は前田の投入を決意した。迎えた打者はアルトゥーベ。6球連続スライダーでフルカウントとした後の7球目、初めて投げた速球を中堅スタンドに運ばれた。

「3-2にしてしまったのもよくなかったですし、最後のボールも甘くいってしまったので、もったいなかったと思います」

 アウトコースを狙ったが、やや内に入ったところを捉えられた。

 その後も試合は一進一退の攻防が続き、敗戦濃厚と思われた9回にはプイグの2ランなどで3点差を追いついた。日付が変わった延長11回、5時間17分の死闘の末に勝利を掴んだのはアストロズだった。

「凄い試合だったんですけど、勝ちたかったっていうのが一番」

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