日本Sを戦うDeNAラミレス監督に母国メディアも注目「歴史に新たなページ」
ベネズエラ地元紙が報じる「“ラミチャン”が日本野球で監督するのは2年目」
日本シリーズに出場しているDeNAは、敵地で連敗スタートとなった。第1戦はソフトバンクに大敗。第2戦は一時リードを奪いながら、救援陣が守りきれずに逆転負けを喫した。ただ、第3戦からは本拠地に舞台を移すだけに、流れを変えたいところ。クライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージは、初戦で広島に敗れてアドバンテージを含め0勝2敗とされながら、4連勝で突破しており、“再現”が期待される。
アレックス・ラミレス監督が導いてきた“快進撃“は遠い母国でも注目を浴びている。ベネズエラの地元紙「エル・ナシオナル」は「アレックス・ラミレスが日本野球で再び歴史を作る」とのタイトルで特集を組んだ。
ラミレス監督は現役時代、ヤクルト、巨人、DeNAの3球団で通算2017安打をマーク。首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度に加え、MVPも2度受賞するなど、輝かしいキャリアを送った。そして、指揮官としても手腕を発揮し、今年のクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージでは積極的な采配でセ・リーグのペナント王者・広島を撃破。まさに躍進の原動力となっている。
記事では「日本野球のレジェンド、アレックス・ラミレスがその輝かしい歴史に新たなページを刻んだ。NPBの新しい王者を決める決勝大会セリエ・デ・ジャポン(日本シリーズ)で指揮する初のラテンアメリカ出身監督となった」と称賛。さらに「“ラミチャン”が日本野球で監督するのは今年で2年目だ」と、日本での愛称も持ち出している。
この他にも、DeNAにはロペス、エスコバーと2人のベネズエラ出身選手がいることにも言及。遠く離れた日本の野球に対する関心は、例年よりも高いようだ。逆転での日本一で、母国にさらに大きなニュースを届けられるだろうか。
(Full-Count編集部)