ダルビッシュわずか4球で1失点、味方失策絡み初回2失点の苦しい立ち上がり
“因縁”グリエルは13球目で右飛に打ち取る
ドジャースのダルビッシュ有投手が1日(日本時間2日)、本拠地で行われたアストロズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に先発し、初回にいきなり2点を失った。味方失策が絡んだ波乱の立ち上がり。人種差別行為騒動以来初対決となったアストロズのグリエル内野手はファウルで粘られたが、13球目で右飛に打ち取った。
まさかの立ち上がりになった。先頭スプリンガーに左翼線いっぱいに入る二塁打を許すと、続くブレグマンの平凡なゴロを捕球した一塁ベリンジャーが、一塁ベースカバーに入ったダルビッシュに悪送球。ボールが転がる間にスプリンガーが先制ホームを踏んだ。
なおも無死二塁で、続くアルトゥーベの3球目でブレグマンに三盗され、一塁ゴロの間に2点目を失った。
2死走者なしの場面では、第3戦でダルビッシュに対して人種差別騒動を引き起こしたグリエルが打席に立つと、客席から大きなブーイングが沸き起こった。グリエルは打席に入る際にヘルメットを取ってダルビッシュに“謝罪”。打席では2球で2ストライクに追い込んだが、ファウルで粘られた結果、13球目で右飛に仕留めた。
勝った方が世界一となる最終決戦は、波乱の幕開けとなった。
(Full-Count編集部)