ロッテ今岡2軍新監督、井口新監督と“一体改革”「1軍と2軍の指導は全く一緒」
秋季キャンプで「井口監督の方針全てを吸収」
ロッテに6シーズンぶりに復帰した今岡真訪・新2軍監督が、井口新監督と一体を宣言した。
ロッテの鴨川秋季キャンプ2日目の2日、今岡2軍監督は井口監督とぴったり寄添い、「コーチ会議でも言っているし、選手にも断言している。1軍と2軍の指導は全く一緒。1軍のコーチと2軍のコーチの言うことは変わらない。そのために、この秋季キャンプは井口監督の方針全てを吸収するため、聞き役に徹する」と話した。
12球団全てに当てはまるが、選手は結果が出ないと「Aコーチに言われた通りにやっている」と言い訳の種にしがちで、来季のロッテは選手に言い訳をさせないという。最下位からの脱却は、まず1、2軍の徹底した一体改革から始まった。阪神の2軍打撃兼野手総合コーチとして、1軍・金本監督、2軍・掛布監督の指導方針の違いで苦労した経験があるようだ。
自身は東洋大に進学したが、井口監督とは青学大のセレクションからの付き合いで、東都でも覇を競い合い、アトランタ五輪では遊撃井口、セカンド今岡の二遊間で活躍。「長い付き合いで、引退のパーティーにも来てもらった。気心は知っている」と今岡2軍監督。阪神時代は首位打者1回、打点王1回とタイトルも獲得。2010年には選手として、下克上日本一も達成した。「選手には、出来るだけ多く引き出しを作って伝えていきたい」とチーム改革に意欲をみなぎらせていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)