交流戦だけでなく、日本Sも近年はパが優勢 DeNAは逆転制覇なるか
最近10年がセの勝ち越しは「15」→「5」に減少
両リーグの勝敗は拮抗しているように見えるが、ここ10年に限るとパ・リーグが圧倒している。
最近10年(今年を含む)の両リーグ、チーム別の日本シリーズ勝敗。
【セ・リーグ】
◯巨人
出場4回優勝2回、26試合14勝12敗0分、勝率.538
◯中日
出場2回優勝0回、14試合5勝8敗1分、勝率.385
◯DeNA
出場1回優勝0回 5試合2勝3敗0分、勝率.400
◯広島
出場1回優勝0回 6試合2勝4敗0分 勝率.333
◯ヤクルト
出場1回優勝0回 5試合1勝4敗分 勝率.200
◯阪神
出場1回優勝0回 5試合1勝4敗0分 勝率.200
計 出場10回優勝2回、61試合25勝35敗1分 勝率.417
【パ・リーグ】
◯ソフトバンク
出場4回優勝3回、22試合15勝7敗0分、勝率.682
◯日本ハム
出場3回優勝1回、18試合8勝10敗0分、勝率.444
◯ロッテ
出場1回優勝1回、7試合試合4勝2敗1分、勝率.667
◯楽天
出場1回優勝1回、7試合4勝3敗0分 勝率.571
◯西武
出場1回優勝1回、7試合4勝3敗0分、勝率.571
計 10回優勝7回 61試合35勝25敗1分、勝率.583
ここ10年でセのチームが優勝したのは2009年と2012年の巨人だけ。ともに日本ハムを破ったものだ。他の7回はパのチームが優勝している。なお、過去10年で日本シリーズに出場していないのはオリックスだけだ。
通算でもパの35勝25敗、10年前までセは176勝161敗と「15」も勝ち越していたが、10年で「5」に減ってしまった。交流戦でのセの大きな負け越しが毎年話題になるが、日本シリーズでもセの劣勢は明らかなのだ。
今年もパ・リーグのソフトバンクが優位に立っている。DeNAはさらに反撃することができるだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)