注目は西武、日ハム、阪神!? FA行使手続きスタート、現時点での動向は?

阪神は2選手に権利行使の可能性が浮上

【阪神】

・国内 大和◯、俊介◯

・海外 西岡剛、福留孝介●

 新たに取得した大和、俊介の2人に権利行使の可能性が浮上している。特に行使が有力となっている大和は、内外野で鉄壁の守備力を誇り、数球団が獲得に乗り出すのでは、と言われている。

【DeNA】

・国内 G.後藤武敏◯

・海外 石川雄洋

 新たに権利を取得した選手はなし。ともに残留する公算が高いだろう。一方で、権利行使の可能性のある西武の野上、阪神の大和の獲得に乗り出す動きが伝えられている。

【巨人】

・国内 長野久義

・海外 杉内俊哉、内海哲也、西村健太朗、山口鉄也、阿部慎之助、坂本勇人、亀井善行、寺内崇幸◯

 新たに権利を取得したのは寺内のみ。12球団で最多の9人が権利を保持しているものの、現時点で権利行使の可能性が浮上している選手はいない。長らくチームを支えた中心選手たちばかりで流出の可能性はなさそうだ。逆に、昨オフに続き、FA補強に乗り出す可能性はあるだろう。

【中日】

・国内 平田良介、大島洋平、谷元圭介◯

・海外 岩瀬仁紀、山井大介、荒木雅博、藤井淳志

 平田、大島とは昨オフに複数年契約を結んでおり、球団は今季トレードで日本ハムから加入した谷元の残留に力を注いでいる模様。ベテランの岩瀬、荒木は選手兼任コーチになるとされており、山井も残留する見通し。逆に日本ハムの大野の獲得に乗り出すと見られている。

【ヤクルト】

・国内 川端慎吾

・海外 石川雅規、館山昌平、畠山和洋、坂口智隆、武内晋一◯、松岡健一◯、大松尚逸◯、雄平◯

 館山、川端、畠山は複数年契約中。巨人と同じく9選手が権利を取得しているが、行使の可能性は低い。一方、FA補強に対して積極的ではなく、マーケットに名前が出てくることもなさそうだ。

 昨オフは、陽岱鋼、山口俊、森福允彦が巨人にFA移籍し、史上初のFA3選手補強を行ったことが話題になったFA市場。この3人に加え、岸孝之、糸井嘉男、栗山巧(宣言残留)の6選手が権利を行使した。今季は何人の選手がFAを宣言し、市場を賑わすことになるのだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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