米メディアがヤンキースにダルビッシュ&大谷W獲り進言、叶えば夢のローテ完成も…
ダル&大谷のW獲りに成功すれば、チームの長期安泰を予想
メジャーでは米東部時間6日午後5時(日本時間7日午前7時)に独占交渉期間が終了し、いよいよフリーエージェント(FA)市場が活発化する。どのチームが誰を獲得するのか。どこまで大きな契約が生まれるのか。興味は尽きることを知らないが、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」では「ヤンキースが契約すべき8人のFA選手」と題した特集を掲載。その中で、大谷翔平投手とダルビッシュ有投手の“W獲り”を進言している。
8選手の筆頭に挙げられた大谷は「投打両面でのスーパースター」と称され「どの球団も興味を持っている」とされている。その才能に加え、何より魅力的なのが「低価格」で契約できること。新労使協定の規定により、25歳未満の海外選手には契約金に上限が設けられるため、現在23歳の大谷も廉価で獲得できるというわけだ。現行のポスティング制度は10月31日に失効。MLBとNPBは新たな制度を作るために、現在も交渉を重ねている。新制度が決まらなければ、大谷のメジャー移籍は白紙となるが、何らかの形でまとまるだろうというのが大方の見方。記事によれば、ヤンキースの獲得資金は約350万ドル(約3億9800万円)で決して高くないが、ニューヨークでプレーすることになれば広告費やスポンサー契約が多く獲得できるため十分補完できるだろうとしている。
大谷に続いて登場するのが、ダルビッシュだ。今季途中でレンジャーズからドジャースへトレード移籍した右腕は、ドジャースのワールドシリーズ出場に貢献。ワールドシリーズでこそ思い通りの結果は残せなかったが、今オフFA市場の目玉選手として注目を集めている。ダルビッシュ自身はドジャース残留を希望しているようだが、オファーの内容次第では他球団と契約する可能性も十分。記事では「ダルビッシュはカブス右腕アリエッタより上」「FA投手では大谷に次ぐベスト」と分析。ヤンキースがダル&大谷のW獲りに成功、もしくはどちらかでも獲得できれば「長らくプレーオフ進出できる可能性が上がる」としている。
もしヤンキースがダル&大谷のW獲りに成功すれば、ここにヤンキース残留を決めた田中将大投手に加わり、日本人投手最強トリオが完成する。WBCの代表チームですら実現が難しいであろう“夢のローテ”が組めるわけだが、ヤンキースは今オフは緊縮財政に務める方針を出しているだけに、実現は難しいかもしれない。
その他には、右腕ランス・リン(カージナルスFA)、左腕CC・サバシア(ヤンキースFA)、右腕アレックス・コブ(レイズFA)、三塁手マイク・ムスタカス(ロイヤルズFA)、左腕マイク・マイナー(ロイヤルズFA)、捕手アレックス・アビラ(カブスFA)の獲得を進言。最終的に、このうち何人の選手が殿堂のピンストライプを身にまとうのだろうか。
(Full-Count編集部)