米メディアがFA格付け ダルビッシュ“一流”組も、40歳超イチロー&上原は…
“一流”から“四流”に格付け、マイコラスも登場「メジャー復帰へ準備できている」
メジャーでは6日(日本時間7日)に独占交渉期間が終了し、いよいよフリーエージェント(FA)市場が本格化する。独占交渉期間中は、FAとなる選手が今季所属球団と優先的に残留交渉に望めるが、エンゼルスがジャスティン・アップトン外野手と契約を結んだ他、大きな動きは見られなかった。
米メディアでは、こぞってFA格付け記事を掲載。米スポーツ専門サイト「ブリーチャーズ・リポート」では、今オフのFA選手をポジション別に格付けする記事を掲載した。ランクは「1」から「4」の4段階に分けられ、第1グループ(一流)は球宴級選手の選りすぐり12人のみ、第2グループ(二流)は平均以上で複数年契約を取れるレギュラー級、第3グループ(三流)はメジャー契約は勝ち取れるが単年契約、第4グループ(四流)はマイナー契約かメジャーキャンプ招待からロースター入りを狙うレベルとなっている。
気になる日本人FA選手の中で、選りすぐりの第1グループ入りを果たしたのが、ダルビッシュ有投手(ドジャースFA)だ。今年の先発投手市場は「記憶にある限り、最も手薄」であると指摘。ダルビッシュと同じく31歳でFAとなったジェイク・アリエッタ(カブスFA)が2トップだとし「2人の後は、価値が下落」と手厳しい。記事では、2人のうちアリエッタを上位にランクしているが、それは日本時代を含め、ダルビッシュはこれまで通算2127回2/3を投げたのに対し、アリエッタは1669回と450回以上も少ないため。この投球回数の違いにより、アリエッタの方が「より安全」な選択肢だと結論づけている。
第2グループ入りした日本人FA選手はゼロ。第3グループには、先発投手部門で岩隈久志投手(マリナーズFA)、青木宣親外野手(メッツFA)が入っている。寸評で「青木は少なくとも第4の外野手として契約できるだろう」と予測。また、先発投手の第3グループには巨人のマイルズ・マイコラス投手もランクイン。日本では62試合に登板し、31勝13敗、防御率2.18、WHIP0.99であったことに触れ、「パドレスとレンジャーズに所属時はパッとしなかったが、メジャー復帰に向けて準備はできている」と評価されている。
その他、上原浩治投手(カブスFA)が第4グループにランクされる一方、44歳のイチロー外野手はまさかの圏外。ダルビッシュ以外は、いずれも厳しい冬を迎えることになりそうだ。
(Full-Count編集部)