サイ・ヤング賞2度の名右腕ハラデー氏が急逝、自ら操縦の小型飛行機が墜落

かつてフィリーズに在籍していたロイ・ハラデー氏【写真:Getty Images】
かつてフィリーズに在籍していたロイ・ハラデー氏【写真:Getty Images】

2010年ポストシーズンで無安打無得点、史上2人目の快挙

 かつてブルージェイズとフィリーズで活躍した名右腕ロイ・ハラデー氏が7日(日本時間8日)、自らが操縦する小型飛行機がメキシコ湾に墜落し、40歳の人生に幕を下ろした。MLB公式サイトなど複数の米メディアが報じている。

 現地報道を総合すると、ハラデー氏は自ら所有する小型飛行機を操縦していたが、フロリダ州セントピーターズバーグの西、約16キロ付近のメキシコ湾に墜落。そのまま亡き人になったという。

 稀代の名投手と言われたハラデー氏は、1995年ドラフト1巡目(全体17位)でブルージェイズ入り。1998年にメジャーデビューを果たすと、エース右腕へと成長。2003年には22勝7敗、防御率3.25でア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた。2009年オフにフィリーズへFA移籍。2010年には21勝10敗、防御率2.44でナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞。両リーグで同賞を獲得した史上5人目の投手となった。

 また、2010年5月29日マーリンズ戦でパーフェクトゲームを達成。さらに、その約4か月後の10月6日には地区シリーズ第1戦のレッズ戦でノーヒットノーランを成し遂げ、ポストシーズンでノーノーを達成した史上2人目の投手となった。

 メジャー通算16年で416試合に登板し、203勝105敗、防御率3.38の成績。2013年シーズンを最後に現役を引退するまでは、慈善活動にも力を入れていた。

【動画】ハラデー氏は2010年に史上2人目となるポストシーズンでのノーヒットノーランを達成

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