ドジャース首脳陣ダルビッシュ再契約の可能性残す、前田は「来季も先発投手」
フリードマン強化担当責任者はダルビッシュを評価「懸命に戦ってくれた」
ドジャースのアンドリュー・フリードマン強化担当責任者とファーアン・ザイディGMが7日(日本時間8日)、本拠球場で記者会見に臨み、フリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手と再契約する可能性を否定しなかった。球団公式サイトをはじめ複数の地元メディアが報じている。
1988年以来のワールドシリーズ優勝を目指し、シーズン半ばにレンジャーズからダルビッシュをトレード獲得。地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズでは圧巻の投球を見せたが、ワールドシリーズで登板した2試合は、いずれも1回2/3で早期降板し、チームを勝利に導けなかった。だが、フリードマン強化担当責任者は「彼はチームによく馴染み、懸命に戦ってくれた。このチームで戦うことを楽しんでいたようだし、我々もいい時を過ごせた」と評価。シーズン終了後に、ダルビッシュと直接話をし「状況を説明した」という。
ダルビッシュはワールドシリーズ終了直後に「ドジャースでやり返したい」と残留希望を口にしたが、フリードマン強化担当責任者は「トレード市場やFA市場を見て、我々にとって一番理に適った手を打っていきたい」と話し、日本人右腕と再契約する可能性は否定しなかった。
また、ポストシーズンは中継ぎとして大車輪の活躍を見せた前田健太投手について「この2年、先発として大いに貢献してくれた。来年もケンタは先発投手として考えている」と断言。同時に「平均以上の中継ぎができることも頭に入れておく」と、新たに見出した才能についても考慮するとした。
果たして、ダルビッシュは来季希望通りにドジャースと再契約を結び、再び前田と先発ローテの一角を担うことになるのだろうか。始まったばかりのストーブリーグから目が離せない。
(Full-Count編集部)