ロッテ涌井が海外FA権を行使「簡単には結果は出ないとは思うが見守って」
10月にワールドシリーズを現地観戦「色々な思いや感情が自然と沸き上がった」
ロッテは8日、涌井秀章投手が海外FA権を行使することになったと発表した。
涌井は2004年ドラフト1巡目で横浜高校から西武に入団。エースとして活躍し、2009年には16勝6敗、防御率2.30の成績で沢村賞を獲得した他、2007年、2009年2度にわたり最多勝のタイトルを手に入れた。2013年オフにFA権を行使して、ロッテに移籍。移籍2年目の2015年には15勝を挙げ、自身3度目となる最多勝を獲得した。
今季中に海外FA権を手に入れた31歳右腕は、10月に渡米し、ワールドシリーズを生観戦。メジャー移籍への思いをふくらませたようだ。
涌井は「このたびFAを宣言させていただくことにしました。色々と時間をかけて考えさせてもらった中で、この機会に新たな可能性を探してみたいという結論に至りました。もう少し時間をかけてお返事をしようかとも思いましたが、自分の中で意思が固まった中で結論の先延ばしをしては、ご迷惑になるかと思い、本日、この形で皆様にはお伝えさせてもらいます。今回、初めてアメリカにてワールドシリーズをスタンドで観戦をさせていただきました。観戦をしている中で色々な思いや感情が自然と沸き上がってきました。そういった自分の中の気持ちと向き合い、家族や色々な方と相談をした中で今回の結論に至りました。今後、どのような方向へと向かうかは、まだまだ先の事で、簡単には結果は出ないとは思いますが暖かく見守っていただけばと思います」と、球団を通じてコメントした。
(Full-Count編集部)