ダルビッシュWS不振は契約に影響!? 地元メディア「異例」指摘で懸念払拭
左腕プライスはPS不振登板直後に7年約247億円の大型契約獲得
フリーエージェント(FA)市場が解禁されたメジャーでは、各選手の去就を占うリポートが数々発表されている。カナダのスポーツ専門局「スポーツネット」公式サイトでも、FA選手の格付けを発表。「ダルビッシュの10月不振は市場価値を下げる?」と題した記事の中でも、日本人右腕は堂々の1位にランク付けされている。
記事では、来季契約をアプトアウトしないことを発表したヤンキース田中将大投手やジャイアンツのジョニー・クエト投手のほか、エンゼルスと5年1億600万ドル(約120億5800万円)で契約延長したジャスティン・アップトン外野手をランクから除外。さらに、メジャー移籍の意思を表明している日本ハム大谷翔平投手は、まだ正式な手続きが踏まれていないことから、対象から外しているが、それでも「まだ数多くのスターが残っている」と指摘。投手と野手を合わせた総合ランキングを発表している。
その中で、堂々の1位に輝いているのが、ドジャースからFAとなったダルビッシュだ。寸評では「ダルビッシュがワールドシリーズ(WS)で見せた崩壊は、契約に影響を与えるのか?」という疑問から始まっているが、「現実として、右腕はFA市場で最高の投手であり、現役屈指のトップピッチャーだ」と断言。さらに、球界屈指の左腕デービッド・プライスが、ブルージェイズ時代の2015年、ポストシーズン(PS)で4試合に登板し(3戦先発)、1勝2敗、防御率6.17と不本意な成績を残しながら、そのオフにレッドソックスと7年2億1700万ドル(約246億8400万円)という大型契約を結んだことを例に挙げ、ワールドシリーズでの崩壊は契約に関係ないであろうことを間接的に指摘している。
実際にポストシーズンでのパフォーマンスが、どれだけ契約に影響を与えるものなのか。ダルビッシュが勝ち取る契約内容に注目が集まる。
(Full-Count編集部)