主力ズラリ、飛躍期待される若手も…西武秋季キャンプの注目ポイントは?
甲子園V投手・今井ら今後の飛躍が期待される若手も
もちろん、彼らに続けと飛躍を期す選手にも注目したい。呉は今季、2軍で90試合に出場して打率.263、4本塁打ながらリーグ2位の45四球を選び、10盗塁もマークするなど、昨季に続いての好成績でファーム卒業と意気込みたい立場だ。
鈴木は高卒新人ながらイースタンでレギュラーを獲得し、しぶといバッティングで打率.280、15盗塁もマーク。外野守備ではリーグ4位タイの5失策を喫したが、再三の美技で投手陣を救っている。今から追いかけておいて損はない存在になるかもしれない。
昨年の夏、日本一に輝いて甲子園を沸かせた今井は今季の1軍マウンドお披露目はならず、2軍でも15.1回を投げただけだが、イニング数を上回る奪三振を記録した。大器の器を感じさせる投球に、来季は1軍デビューにも期待がかかる。
本田は期待された1軍でのブレイクこそならなかったが、2軍ではチーム最多の89回を投げて防御率2.83と着実に成長の足跡を残した。来季は高橋光や多和田らと1軍の先発ローテーション枠を争い、強化したいところだ。
10日からの3日間はパ・リーグTVでもライブ配信が予定されている今キャンプ。参加選手は投手16人、捕手5人、内野手9人、外野手7人の合計37人。人数の分だけ、新シーズンに先駆けて選手が額に汗する姿を見れば、来季への期待が膨らむのではないだろうか。