大谷を「世界オンリーワン」の選手に 日ハムが5年でMLB挑戦を承諾した理由
栗山監督も期待「大谷翔平の天井はこんなところではない」
栗山監督も「これからの成長を、我々としてはまだまだ伸びしろがすごくある中で世界一に向かっていくという状態で(行かせたい)という思いもあった」と語り、吉村GMは「社長と監督も言われましたけど、世界的な視野で見ると、適切なタイミングかなと。(大谷は)世界のナンバーワン、オンリーワンの選手が目標だった。それを目指すならベストに近いかなと。早い時期、才能が伸びている時期に、これからという時に行くべきじゃないかというのはもっと広い判断で、そういう観点ではベストかなと思います」と説明した。
これだけの実績を残しながら、大谷にはまだまだ伸びしろがある。より高いレベルで力を伸ばしてほしいというのが、球団の願いだ。栗山監督は「まだまだですね。僕が思っているような大谷翔平の天井はこんなところではない」として、渡米後の期待を明かした。
「メジャーに行っても、順調に行くのであれば、我々が最初に目にした通り、度肝を抜くことをやってくれると信じている」
「(二刀流については)僕らが考えたこと以上に、まだまだ色んな考え方が野球にはあって、逆に言えば、想像もつかないような形もあるはずので、そういうものが見られるかもしれない。こっちは勝手にイメージを膨らませてましたけど、もしかしたらそれを本当に超えた翔平の姿というのが見られるのが一番楽しみなので。それを期待しています」
「僕は数字に対するこだわりっていうのは…(なくて)、本人もないほうですし。そういうことよりも、もっと野球に対してのインパクトとか、多くの人が野球の凄さを感じたりとか、野球をやってみようと思ってくれたりとか、そういうことをしてくれると思っている」
メジャーでも大谷を二刀流としてプレーさせたいという球団が多くなっており、全30球団の争奪戦とも言われる中で選択肢は多いはず。これまで以上の成長曲線で「オンリーワン」の選手へと駆け上がっていってくれることを、球団の誰もが願っている。
(Full-Count編集部)