「常勝西武」復活へ 10年ぶりリーグ制覇も視野、来季期待の選手たちは?

山川&外崎もブレーク

 クライマックスシリーズファーストステージで4番に座り、今や押しも押されもせぬ埼玉西武の主砲となったのが、4年目の山川だ。特徴的なフォームから豪快なフルスイングで打球をスタンドに運ぶ新世代のアーチストは、8月20日に初めて1軍で4番に座ると、最終戦までその座を譲らず、埼玉西武の新・4番として存在感を示した。

 昨季は自身初の2桁本塁打(14本)を放ち、今季も夏場から出番を重ねながら23本のアーチを描いた。今季のパ・リーグ本塁打王・デスパイネ(福岡ソフトバンク)の35本とは12本差と、フルシーズンを戦い抜けば射程圏内に入る数字であるだけに、来季は課題の春先にしっかりと結果を残し、自身初のタイトルを狙いたい。

 今季の埼玉西武は、多くのポジションを務めながらシーズンを戦い抜くレギュラー選手がいたが、そんな中でも3年目の外崎はそのユーティリティー性を大いに発揮し、自身初の規定打席に到達する活躍を見せた。遊撃のポジションに前述の源田が座ったことで、今季は本格的に外野手に挑戦。開幕当初はスーパーサブとしてベンチに入った。

 しかし、4月中旬からスタメンへと名を連ねるようになると、10本塁打、23盗塁という好成績を残す。主に下位打線を打ちながらも、シーズン終盤には1番として先発することも。内外野様々なポジションを務め上げる器用な守備とともに、その打棒でも存在感を示した今季。来季も強力打線の曲者として、外崎の力が必要になることは間違いない。

投手陣にも明るい材料

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY