ジーター氏、イチローに契約終了&「感謝」を直接伝えていた 米紙報じる

ヤンキース時代に2年半、チームメートだったイチローとジーター氏【写真:Getty Images】
ヤンキース時代に2年半、チームメートだったイチローとジーター氏【写真:Getty Images】

新オーナーとGMが同席「直接会って伝えることこそが正しい方法だと思った」

 元ヤンキースのスーパースターであるデレク・ジーター氏が共同オーナーに就任したマーリンズは今オフ、イチロー外野手の2018年の契約延長オプションを行使しないことを発表した。3年間在籍し、若手に大きな影響を与えた背番号51と別れを告げ、チーム再建を進めることを決断。ヤンキース時代に2年半、チームメートだったジーター氏は、イチローに直接会ってオプションを行使しないことを告げていたと、地元紙「サン・センチネル」が伝えている。

 ジーター氏が最高経営責任者(CEO)に就任したマーリンズは、チーム再建に舵を切った。主砲ジャンカルロ・スタントン外野手、不動のリードオフマンのディー・ゴードン内野手、そしてチームリーダーのマーティン・プラド内野手と、大型契約を残す3人はトレードに出す方針を決定。そして、1年契約が満了したイチローとの来季契約オプションを行使しないことを発表した。イチローはFAとなり、現在、新天地を探している。

「サン・センチネル」は記事の中で「ヤンキース時代のチームメイトであるジーターはヒルとともにイチローを直接訪問し、彼らの決断を伝えていた」と、新たな事実を紹介。マイケル・ヒルGMが明かしたという。

「イチローは旧友に会えてとてもうれしかったようです。我々は彼が球団に貢献してくれた全てのことに感謝しました」

「直接会って伝えることこそが正しい方法だと思ったので、オプションを行使しない予定だと伝えました」

 記事では、「なぜマーリンズは44歳のイチローをチームに留めようとしなかったのか問われたが、ヒルは具体的な事を口にしなかった」とも言及。若手から尊敬を集め、イチロー自身もチームメートに絶大な信頼を寄せるなど、マーリンズには最高の環境が揃っていたが、来季残留は叶わなかった。

 10月3日に行われた新オーナー就任会見では、「いつも言っている通り、(イチローは)大好きなチームメイト」と話していたジーター氏から契約オプションを行使しないことを告げられ、新たな道を進むことになった背番号51。メジャーに留まれば18年目のシーズンとなる来季、どこでプレーすることになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY