来季も手強いDeNA、助っ人の競争も熾烈に 3人で1枠を巡る争いに?
新たに2選手を獲得、エスコバーの契約状況もポイントに
レギュラーシーズン3位から19年ぶりに日本シリーズ進出を果たすなど、大きく躍進したDeNAは今季同様、来季も4人の1軍出場登録を巡り、外国人枠の争いが展開されることになりそうだ。
順当にいけば、来季はすでに3人の枠は埋まっていると考えてよさそうだ。まずはリーグトップの105打点を挙げ、2年契約の1年目を終えたロペス。初来日ながら10勝2敗と抜群の安定感を披露したウィーランド。同じく中継ぎとしてチーム2位タイの62試合に登板し7セーブ、27ホールドをマークしたパットンは当確となるだろう。
残りは1枠だ。チームは先日、プエルトリコ出身のネフタリ・ソト内野手、ベネズエラ出身で元ソフトバンクのエディソン・バリオス投手の獲得を発表した。
ソトは28歳の一塁と三塁を守れる右打者。レッズでメジャー通算34試合出場で打率.071ながら、昨年はナショナルズ傘下3Aで68試合に出場し、打率.293、14本塁打、38打点の成績を残した。
だが、DeNAの一塁にはロペス、三塁には首位打者の宮崎がいる。この両選手が今季同様の活躍をすれば、ソトの出場機会は減りそうだ。
バリオスはソフトバンクに2011年から6年所属し、通算46試合登板で2勝5敗1セーブ23ホールド、防御率4.43。2015年はプロ野球タイ記録の17試合連続ホールドを達成するなど、30試合登板で20ホールドを挙げ、防御率3.18と活躍。日本での実績はある。
ただ、バリオスの出場機会は現在、交渉中とみられるエスコバーの契約状況次第となりそう。エスコバーは今季途中に日本ハムからトレードで加入すると、中継ぎとして活躍。力のある直球を武器に主に勝ちパターン継投を任されていた。
厳しい枠争いはチームの底上げにもつながる。来季のDeNAも手強くなりそうだ。
(Full-Count編集部)