大谷ポスティングは早くても12月上旬に、MLB首脳の見解を公式サイト伝える

日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】
日本ハム・大谷翔平【写真:田口有史】

MLBとNPBは新制度の大筋合意、現在は選手会が精査中

 現在開催中のメジャーGMミーティングでは、今オフ中の米移籍希望を表明した日本ハム大谷翔平投手の行き先と討議中の新ポスティング制度が話題となっている。MLBのダン・ハレム最高法務責任者(CLO)は15日(日本時間16日)、記者団の質問に応じ、「12月上旬には新システムが施行され、NPBが選手をポスティングできるようになることを願う」と話したという。MLB公式サイトほか複数の現地メディアが伝えている。

 ハレムCLOによれば、MLBとNPBとの間では新制度の大筋について合意に達しているが、MLB労使協定が定める通り、現在はMLB選手会がその内容について精査しているという。記事では「現時点で、我々は一旦停止している状態」というハレムCLOの言葉と共に、選手会とNPBとの合意の元、新制度が決定するまで日本からFA以外では選手が移籍することはないと伝えている。

 また、ハレムCLOはMLBとMLB選手会の討議が「おそらく1週間以内」に終わることを期待しているという。選手会から合意が得られた後は、30球団のオーナーによる可決投票が行われ、そこで承認された場合、初めて新制度が施行されることになる。この全ての過程が終了するには多少時間を要するため、「12月上旬には新システムが施行され、NPBが選手をポスティングできるようになることを願う」と話したそうだ。

 ヤンキース田中将大投手が2013年オフに楽天からポスティングされた際も、新ポスティング制度の討議がもつれたため、実際にポスティングされたのは12月に入ってからだった。大谷に関しても、実際にいろいろな動きが活発化するのは12月になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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