マリナーズ大谷獲得に切り札、殿堂グリフィーが交渉参戦「乗り気」と米報道

マリナーズOBのケン・グリフィーJr.元外野手【写真:Getty Images】
マリナーズOBのケン・グリフィーJr.元外野手【写真:Getty Images】

イチローも心酔のスーパースターが日本訪問も意欲

 マリナーズが、今オフのメジャー挑戦を明言した日本ハムの大谷翔平投手獲得の切り札を用意した。大谷がポスティングされた後、メジャー殿堂入りを果たしているスーパースターで球団OBのケン・グリフィーJr.元外野手が日本での直接交渉同席に乗り気であることが明らかになった。米スポーツ専門メディア「ザ・アスレティック」で名物コラムニストのケン・ローゼンタール記者が伝えている。

 すでに大谷争奪戦に参戦する方針を表明しているマリナーズが秘策を用意した。大谷獲得に向けて「マリナーズは間違いなく全勢力を注ぎ込む」としているジェリー・ディポトGMは、今夏札幌ドームで日本ハムの試合を視察し、その実力を高く評価している。

 マリナーズは、これまで“大魔神”佐々木主浩元投手獲得を契機にイチロー外野手、岩隈久志投手など、数々の日本人選手が所属。日本人選手に対する理解が深い球団であることは周知の事実だが、今オフ目玉の“二刀流”獲得に球団きってのスーパースターも担ぎ出す。

 ローゼンタール記者によれば、マリナーズはメジャー通算630本塁打を誇るグリフィーJr.氏に日本行きの同行を打診したところ「乗り気」になっているという。すでに大谷説得に本気モードというグリフィー氏は、マーリンズで共闘したイチローも長年憧れ、心酔したほどのスーパースターで、絶大なカリスマ性を誇る。有資格1年目の2016年に史上最多の99.3パーセントの得票率で殿堂入りを果たし、本拠地セーフコフィールドの前には銅像も建てられるなど、まさに“球団の顔”的存在だ。

 他球団もさまざまな“切り札”を用意することが想像されるが、グリフィーJr.氏の熱い直接説得は二刀流のスーパースターの心を揺さぶるものになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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