史上最も予想の難しい争奪戦? 米シンクタンクが大谷翔平の移籍先を分析

二刀流に理想的な球場、現在のチーム状況は?

 次のポイントとして挙げているのは「投打」。剛速球を投げる右投手であり、強打の左打者でもある「二刀流」にとっては「投手有利の球場、かつ左打者に有利な環境が理想的」になるとして、移籍先候補を挙げている。

 左打者に有利な球場とされているのは、ヤンキースタジアム、シチズンズ・バンク・パーク(フィリーズ)、ギャランティード・レート・フィールド(ホワイトソックス)、クアーズ・フィールド(ロッキーズ)、チェイス・フィールド(ダイヤモンドバックス)の5つ。もっとも、クアーズ・フィールドは極端に打者有利な「ヒッターズ・パーク」であるため、「投手・大谷」としては不利になる可能性もあるという。またDH制のないナ・リーグでは打者として起用しづらいという面もあるため、バランスで見るとヤンキース、ホワイトソックスが「理にかなっている」と結論づけている。

 その他、日本人選手が現在所属しているチームか否か、過去に日本人選手が所属した“伝統”があるか否か、という点も要素として挙げているが、いずれも大谷獲得に有利に働くかは分からないと紹介。さらに、最後は現時点でのチーム状況について触れており、大谷が勝利を最優先とするならば、今季のプレーオフに進出したドジャース、アストロズ、ヤンキース、カブス、インディアンス、レッドソックス、ナショナルズが有利になる可能性があるとしている。これらは若手中心のチームが多く、この先数年は強さを維持できそうだ。

ツインズ、ロッキーズ、Dバックスも「有望な選手を揃えていて魅力的」

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