新制度合意報道で米ファンが大谷“争奪戦”「行けヤンキース」「将来のツインズ」
大谷は早ければ12月2日にポスティング申請、年内に決着も
今オフにポスティング制度を利用したメジャー移籍を希望している日本ハム大谷翔平投手。MLB、NPB、MLB選手会による新制度を決める折衝は、米国東部時間20日午後8時(日本時間22日午後10時)の期限を前に基本合意に達したと、NYの地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者をはじめ複数の米メディアが報じている。メジャーリーガー大谷誕生に向けて大きく一歩踏み出した動きの報道に、米ファンも歓喜。「行け、ヤンキース」「ようこそカブスへ」「将来のツインズ」など、ファンが”場外争奪戦”を繰り広げている。
交渉期限まで残り2時間に迫った頃。アメリカで「MLB、NPB、MLB選手会が基本合意に達した」というニュースが駆け巡った。NYの地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者、米スポーツ専門サイト「ファンラグスポーツ」のジョン・ヘイマン記者、MLBネットワークや「FOXスポーツ」のジョン・モロシ記者らが次々とツイッターを更新し、新ポスティング制度の内容を明らかにしていった。
報道を総合すると、今オフはNPB球団への譲渡金は旧制度の上限2000万ドル(約22億4500万円)を採用し、来季以降は契約額に応じて変動することになる。またメジャーのフリーエージェント(FA)市場に大きな影響を与えるであろう大谷に関しては、ポスティング申請から契約までの期限を21日間と設定された。新制度は今後10日間のうちにMLBオーナーの承認を受けて発効。早ければ、大谷は12月1日(同2日)にもポスティング可能となり、年内にも移籍先が決定することになる。
基本合意を報じる各記者のツイッターに、米ファンは敏感に反応し、コメント欄で“場外争奪戦”を繰り広げている。
「ヤンキースへようこそ!」
「ミネアポリスは素晴らしい場所だよ」
「行けヤンキース、彼を獲得するんだ!!!」
「彼はマリナーズに大きな力を与えてくれるだろう」
「仕事に取りかかるんだ、キャッシュマン!!!!!」
「将来のインディアンス」
「ブレーブスかな?」
「将来のヤンキース・レジェンド」
「ようこそカブスへ、友よ!」
「オオタニはエンゼルス」
メジャー30球団による本物の争奪戦は、早ければ12月1日(同2日)にもスタートする見込み。大谷の心を動かすアピールをするのは、どの球団か。いよいよ“大谷狂想曲”はクライマックスへ向かう。
(Full-Count編集部)