強力打線の迫力を際立たせる「隠し味」 西武・外崎は何がスゴイ?

強力打線の迫力を際立たせる「隠し味」

 24歳以下または入団3年以内の若き日本代表にも選出され、11月16日から行われた「ENEOS アジア プロ野球チャンピオンシップ2017」では、左翼手または三塁手として全3試合に先発出場。6安打1本塁打4打点、打率.462と大暴れし、大会MVPに輝いた。

 今季から埼玉西武の主力に定着し、4番として豪快なバッティングを披露している山川は、外崎にとって大学の1学年先輩にあたる。山川のような強烈なパワーはなくとも、26回試みて失敗はわずか3つという盗塁技術や、試合中の様々な選手交代を可能にするユーティリティー性など、走攻守の全てにおいて潤滑油のような働きを見せる外崎選手もまた、チームにとって非常に貴重な存在だ。

「なんとか自分が上位打線につなげれば点数を取ってくれると思っているので、自分の役割を必死に全うしています」と語った外崎。「つなぐ意識」が、結果的には打撃の確実性、打席での粘り、塁状況と相手バッテリーの力量を見極めた上での走塁など、様々な面で良い影響を及ぼしているようだ。

 若手の台頭で新時代へと突入した埼玉西武にとって、強力打線の迫力を際立たせる「隠し味」としての外崎の活躍は、これからますます欠かせないものになるだろう。

【動画】西武打線の”隠し味”…外崎の”パンチ力”ある打撃特集

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