日か米か…4割&MVP連発で陽岱鋼と並ぶヒーロー、台湾“大王”の気になる去就
2年連続打率4割でMVP、海外移籍の噂も絶えず
2015年は後半戦から出場したが、翌2016年にワンが残した成績は驚異的だった。
116試合483打数200安打29本塁打105打点 打率.414
安打数と打率はCPBL新記録。新人王とMVPをダブル受賞し、王大王(ワンダーワン)と呼ばれ、一躍、陽岱鋼と並ぶ台湾のヒーローになった。雑誌の表紙を飾るなど、人気はアイドル並みとなる。
2年目の2017年の成績もすさまじかった。
115試合437打数178安打31本塁打101打点 打率.407
2年目は3冠王、文句なしで2年連続MVPに輝いた。
2017年春に開催された第4回WBCでも、ワンは中心選手として活躍するはずだったが、Lamigoモンキーズが代表チームに協力しないことを表明。ワンも不参加で終わった。
アジアチャンピオンシップはフル代表の大会ではなかったが、ワンは日本や韓国の若手たちに伍しての活躍が期待された。日本戦では、左腕今永の投球に攻めあぐねるシーンが見られた。2試合で6打数2安打はやや物足りない成績ではあるが、ワンがチャイニーズ・タイペイで頭抜けた選手であることは間違いない。
プロ入り3年目にして、すでにCPBLでは全てをやりつくした感があるだけに、移籍の噂も絶えない。彼自身も、世界の舞台で活躍したい希望を持っている。
ワン・ボーロンが活躍する次なるステージは、NPBか、MLBか。その去就が気になるところだ。