ハム入団会見、ドラ1清宮が抱負「日本を代表するバッターに」 背番号21に決定

日本ハムの新入団会見に臨んだ清宮【写真:石川加奈子】
日本ハムの新入団会見に臨んだ清宮【写真:石川加奈子】

新人7選手入団会見&背番号決定、大渕スカウトは清宮「21」に「命吹き込んで」

 日本ハムの新入団会見が24日に行われ、新人7選手の背番号も合わせて発表された。ドラフト1位指名の清宮幸太郎内野手(早稲田実)の背番号は「21」に決定。高校歴代最多111発のスラッガーは「この北海道という地であらゆる可能性を引き出し、日本を代表するバッターになれたらいいなと思います」と意気込みを語った。

 高校生で最多タイとなる7球団からの1位指名を受けて入団が決まった清宮。この日はファイターズのユニフォームに身をつつんで報道陣の前に立ち、「ずっとテレビでみていたもので、憧れをずっと持っていました。たくさんの子供たちも憧れると思うので、子供たちに夢を与られるプレーヤーになりたいと思いました」と胸を躍らせた。

 またセールスポイントは「バッティングですけど、明るいプレースタイルだったり、野球を楽しんでいる姿を皆さんに見ていただければなと思います」とし、目標にしている選手について問われると「あまりいないんですど、ファイターズに入団したからには、北海道から世界に羽ばたく気持ちがあるので、その思いだけは今日からずっと忘れずにやっていきたいと思います。この地で精一杯頑張って、将来は世界に羽ばたきたいです」と語った。

 背番号21については大渕スカウト部長が「設定にあたり、大変苦労しましたが、本人と会話する中で、過去の高卒有名選手とは違うと感じました」と説明し、「正直で天真爛漫で知的さを感じました。新しいプロ野球選手として、色のついていない番号でと考えました。命を吹き込んで、この世に21を広めてください」と期待を寄せた。また「21」はメジャーの名手ロベルト・クレメンテ氏が背負った番号(パイレーツで永久欠番)でもあり、「打者として活躍したばかりではなく、社会貢献に力を入れた選手。社会に向け発信力もつ人間になってほしいという願いも込めました」と話した。

 また同2位の西村天裕投手(NTT東日本)は背番号「35」、同3位の田中瑛斗投手(柳ケ浦高)は「46」、同4位の難波侑平内野手(創志学園高)は「55」、同5位の北浦竜次投手(白鴎大足利高)は「63」、同6位の鈴木遼太郎投手(東北学院大)は「50」、同7位の宮台康平投手(東大)は「52」となった。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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