西武、優勝への鍵は助っ人にあり? 4年ぶり2位も外国人が期待に応えられず

西武・メヒア【写真:編集部】
西武・メヒア【写真:編集部】

パ1位の690得点をあげた打線に対し、投手陣は…

 パ・リーグ2位に食い込み、クライマックスシリーズに駒を進めた西武。7月下旬から8月上旬にかけては驚異の13連勝をマークするなど、終盤にかけて好調を維持し、8月上旬まで首位を走りながらも失速した楽天をかわして、辻発彦監督就任1年目で、2013年以来の2位、Aクラスに入った。

 リーグ屈指の攻撃力を誇り、690得点はパ・リーグ1位。その一方で、3.53だった防御率はリーグ3位だった。エース菊池雄星は、ソフトバンクに勝てない相性の悪さは残ったが、勝利数、防御率とリーグトップに輝き、野上亮磨が11勝、ブライアン・ウルフ投手が9勝をマークした。

 その一方でアレクシス・キャンデラリオ投手やスティーブン・ファイフ投手、そして主砲として期待されていた2014年の本塁打王エルネスト・メヒア内野手と、助っ人外国人の多くが期待ほどの活躍を出来なかったのは事実。外国人選手の出来が、ソフトバンクとの差を分けた要因の1つでもあった。そこで、今季の西武に在籍した外国人選手の成績と働きを振り返ってみよう。

◯ブライアン・シュリッター投手
64試合1勝5敗32ホールド0セーブ 防御率2.83
63回2/3 58安打29四球0死球1本塁打23奪三振 WHIP1.37

 フィリーズ傘下やカブス、ロッキーズ傘下などを経て今季から西武に加入。開幕から牧田和久、増田達至とともに勝利の方程式を形成し、主に8回を任された。150キロを越える真っ直ぐとツーシームを軸に32ホールドをマークした一方で、防御率2.83、そして5敗を喫した。楽天とのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦では1点ビハインドの8回の勝負を決められる3点を失い、チームも敗退。来日1年目で結果は残したものの、今季限りでの退団となった。

今季補強した3投手はいずれも結果を残せず、メヒアも来日後ワーストの成績

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