ダルビッシュ&大谷のダブル獲りは「最優先事項」 ツインズGMが注目発言
先発投手の補強が不可欠なツインズ、ダル代理人とは「積極的にやり取り」
ツインズが、ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手の獲得を「最優先事項」としていると、米複数メディアが報じた。サド・レヴィーンGMが、MLBネットワークラジオでアナリスト、コラムニストを務める元メッツGMのジム・デュケット氏に語ったもので、日本ハムの大谷翔平投手の獲得についても同様に「最優先事項」としており、注目の発言になっている。
同GMはまず、日本ハムからポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦に踏み切る大谷について、「彼はユニークなFAだが、我々はまだ彼を人間としてはあまり知らない」「彼のような選手と契約できるチャンスが持てて興奮している」「彼は我々の最優先事項だ」と話したという。
本来なら大型契約が妥当な超注目選手ながら、新労使協定のもとでは契約金が制限され、マイナー契約でスタートするという“特殊”な状況なだけに、大谷の争奪戦がどのような結果になるかは予想が難しい。ただ、ツインズが獲得に乗り出すことは確かなようだ。
一方で、今オフのFA市場でNO1評価を受けるダルビッシュについても「彼は一個人としても、選手としてもレンジャーズにいる間に本当に成長したし、その経験を本当に親しいチームメイトに話してもいる。私がテキサスを離れたにもかかわらず、彼と私は連絡を取っているんだ」「それが最終的にどのくらい有利に働くかは分からないけど」「我々は積極的に彼の代理人とやり取りしている」と明かしている。
レヴィーンGMは、日本ハムからポスティングシステムでダルビッシュを獲得した際、レンジャーズのGM補佐を務めていた人物。個人的な関係は、現在も続いているという。デュケット氏は自身のツイッターで「彼もまた我々の最優先事項だ」という同GMの発言も伝えている。日本人右腕2人の獲得に力を注ぐようだ。
ツインズは今季、ワイルドカード2位でプレーオフに進出。しかし、一発勝負のワイルドカードゲームではヤンキースに逆転負けを喫した。さらなる躍進へ向けて、先発投手の補強は不可欠なだけに、今後の動きに大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)