ロッテ加藤が3100万円でサイン、来季課題は右打席「左が専門になって…」
9月には長男誕生「もっと頑張らないといけない」
ロッテ加藤翔平外野手が28日、球団事務所で契約交渉に臨み、2400万円から700万円アップの3100万円(金額は推定)で更改。9月14日の日本ハム戦では9回に劇的な逆転3ランを放つなど「殊勲打と守備を評価してもらった」と笑顔を見せた。
2016年3月に東京で看護師だった女性と結婚したが、9月10日に第1子となる長男が誕生したことも明らかにし、「もっと頑張らないといけない。責任もある」とパパの顔も見せた。
今季は98試合に出場し、打率.266、5本塁打、27打点の成績だったが、左打席での打率が.280だったのに比べ、右打席では.120と奮わず。スイッチ打者として「右打席での打率アップがシーズンを通しての課題だった」と振り返る。本来は右打者だったが、春日部東高校1年時に左でも打つようになった。「左が専門になって、右打席を忘れてしまった。左に比べて、右ではバットが体から離れて、遠回りするくせがある」と話し、金森打撃コーチの指導の下、必死で打撃フォームの矯正に励んでいる。
井口新監督が公言する通り、来季は内外野とも激しいレギュラー争いが待っている。「イチからのスタートだと思ってる。誰にも負けない気持ちでいく。足りないことだらけ。全てをレベルアップして、いいシーズンを送れるよう、休んでいる暇はない」と意気込みは十分。年明けには鈴木大地らと一緒に自主トレに臨む予定だ。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)