今季無安打ロッテ岡田は25%減サイン、来季は雪辱宣言「大暴れしますよ」
来季以降の目標は「もう1回ゴールデングラブですね」
プロ9年目で初めて今季はシーズン無安打に終わったロッテ岡田幸文外野手が28日、球団事務所で契約更改に臨み、25パーセント減の3140万円(金額は推定)でサインした。「成績が成績だったので。振り返る数字を出していない。力の無さですね。悔しさしかなかった」と振り返った。
2008年育成ドラフト6位で入団も、2011年には144試合で打率.267、35打点、41盗塁の活躍で外野レギュラーを手中に収めた。2011、12年には2年連続ゴールデングラブ賞と鉄壁の守備を誇ったが、今季はわずか31試合で33打数0安打に終わった。昨季はチームメートの吉田がシーズン30打数無安打に終わったが、それを3打数更新する野手シーズン無安打のプロ野球ワースト記録。「早く1本が欲しいと、ボール球に手を出したり、焦りでしょうね」と悪循環のシーズンを自己分析し、無念さを滲ませた。
今シーズンは国内FA権を取得したが、「この成績で外に出るのは納得いかない。ロッテで育ててもらった。この成績で出れば一番後悔する。もう1回ゴールデングラブですね」と岡田。イチローを彷彿とさせる広い守備範囲は、ファンの間では「エリア66」と呼ばれる。「大暴れしますよ」と力強く宣言した通り、その華麗な守備でもう一度ファンを沸かせたい。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)