1億円の大台突破が大量発生か!? リーグ連覇・広島の気になる契約更改
今季野手トップは菊池、投手トップは野村だが…
リーグ連覇を飾った広島の契約更改が本格的にスタートする。丸がMVPを初受賞、ベストナインには5選手が選ばれるなど、多くの選手が37年ぶりのV2に貢献した。軒並み年俸アップが予想される中、今季5人だった日本人の1億円プレーヤーが何人に増えるかにも注目が集まる。
今季の年俸順に注目選手をピックアップしていきたい。(※金額は推定)
○菊池涼介(27歳 今季年俸1億4500万円)
打率.271、14本塁打、56打点、8盗塁
5年連続のゴールデン・グラブ賞に加え、ベストナインも初受賞。打率は前年から少し下げたが、攻守に存在感が際立った。
○丸佳浩(28歳 今季年俸1億4000万円)
打率.308、23本塁打、92打点、13盗塁
3番打者として全試合に出場。文句なしの成績でMVPに輝いた。171安打で最多安打も獲得。安打数、本塁打、打点でキャリアハイを更新。今季のチームの顔として、日本人最高年俸に躍り出そうだ。
○石原慶幸(38歳 今季年俸1億2000万円)
打率.204、1本塁打、12打点、1盗塁
会沢の台頭で出場機会が減少。成績は下がったが、リード面での安定感は健在。大台を守れるかどうかが焦点。
○新井貴浩(40歳 今季年俸1億1000万円)
打率.292、9本塁打、48打点、2盗塁
昨季はMVPに輝き、1億円台に返り咲き。今季も勝負強い打撃で数字以上の印象を残した。その印象度がどう年俸に反映されるか。
○野村祐輔(28歳 今季年俸1億円)
25試合登板 9勝5敗、防御率2.78
エース級との投げ合いが多く勝ち星は伸び悩んだが、防御率はリーグ4位。クオリティースタート(QS)率68%もチームトップと、エースとして十分な働きを見せた。
○中崎翔太(25歳 今季年俸8500万円)
59試合登板 4勝1敗、25ホールド、10S 防御率1.40
途中腰痛で離脱したが、抑えに、セットアッパーにとフル回転。1億円の大台には届くだろう。野村を超えて、チーム内で日本人投手最高年俸となるか。
○田中広輔(28歳 今季年俸7800万円)
打率.290、8本塁打、60打点、35盗塁
2年連続でフルイニング出場を達成。不動のリードオフマンに成長した。リーグ最高出塁率、盗塁王、ベストナインも受賞。大幅アップで念願の1億円到達は間違いない。
○今村猛(26歳 今季年俸6100万円)
68試合登板 3勝5敗、17ホールド、23S 防御率2.38
中崎が離脱後は守護神を務め23S。68試合登板はチーム最多だった。評価がされづらいブルペン陣のリーダー的存在として、大台に届くか注目したい。
○鈴木誠也(23歳 今季年俸6000万円)
打率.300、26本塁打、90打点、16盗塁
骨折で終盤に離脱したが、出続けれていれば30発、100打点は十分に狙えた。4番にも定着し、若くしてチームの中心に。1億円に届くかの攻防になりそう。
○薮田和樹(25歳 今季年俸1400万円)
38試合登板 15勝3敗、3ホールド 防御率2.58
今季最もブレイクした選手。中継ぎから先発に転向し、リーグ2位の15勝。最大のアップ率となることは間違いない。
(Full-Count編集部)