楽天・渡辺直人が8年ぶり復帰会見「嬉しくてゾクゾク、言葉にならなかった」
今季終了後に西武を戦力外「今、野球ができているのはイーグルスのおかげ」
西武を戦力外となり、8年ぶりに古巣・楽天に復帰することになった渡辺直人内野手が30日、入団会見を行い、「イーグルスのために、東北のファンの皆さんのために全力でプレーするつもりでいます」と意気込んだ。背番号は「26」。
2006年大学生・社会人ドラフト5巡目で楽天入りした渡辺は、二遊間を守る内野手として活躍したが、2010年オフに契約更改をした後で横浜(現DeNA)に金銭トレードされた。2013年には長田秀一郎との交換トレードで西武へ移籍。浅村栄斗、源田壮亮らが台頭する中で出場機会が減り、今季終了後に戦力外通告されていた。
だが、そこで声を掛けてくれたのが、古巣・楽天だった。「イーグルスさんから連絡をいただいた時は本当に心の底から嬉しかったですし、また東北でユニホームを着てプレーできるのも、ゾクゾクするような気持ちで本当に嬉しくて。言葉にならなかったです」と話し、再び仙台の地でプレーする喜びを語った。
7年の時を経て、自身はベテラン選手となり、楽天でも若手選手が台頭している。だが、「今、野球ができているのはイーグルスのおかげ」と語る37歳は、来季の意気込みを聞かれると「がむしゃらにプレーしたいです」と力を込めた。
(高橋昌江 / Masae Takahashi)