ロッテ佐々木が初の契約更改、470万円増で「上げてもらっただけで嬉しい」
開幕ローテ入りも7月に2軍落ち「苦しいことが多かった」
ロッテの佐々木千隼投手が30日、ZOZOマリンの球団事務所で初の契約更改に臨み、1500万円から470万円増の1970万円(金額は推定)でサインし、「上げてもらっただけで嬉しいです」と笑顔を見せた。
昨年のドラフトでは外れ1位ながら5球団が競合。即戦力の呼び声も高く、開幕からローテーションの一角を担った。4月6日の日本ハム戦では初登板初勝利と順調に滑り出したが、夏を迎える頃には不振に陥り、7月から2か月間をファームで過ごした。結局、ルーキーシーズンは15試合で4勝7敗、防御率も4.22と黒星が先行で終えた。
「うまくいかないことが多く、苦しいことが多かった。甘い球は簡単に打たれる。自分との戦いになった。(速球が150キロ超だった)大学時代よりボールも遅くなり、コントロールもよくなかった。(投球フォームの)メカニックの部分もある。自分で自分を苦しめた。(2軍落ちで)考える時間ができ、整理もできた」と佐々木。
来季の目標を聞かれると「1軍で1年間プレーすること」と、ローテ定着を見据えた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)