大谷の移籍先に田中将大も「どこ行くのかな」 去就12月中決着は「いいこと」

「どうなるんだろうっていう期間が長くない方がもちろんいい」

 失効中だったポスティングシステムが成立したのは12月中旬で、楽天は25日に行使を容認。田中とヤンキースの契約合意が報じられたのは、1月22日だった。しかも、2013年シーズンに24勝無敗1セーブ、防御率1.27というとてつもない成績で楽天を初の日本一に導いたこともあり、オフは各表彰などで超多忙の日々。その中で移籍先を絞り込む必要があった。

 一方、今オフも失効中だったポスティングシステムはすでに合意に達し、日本ハムは12月1日(日本時間2日)にも申請が可能となる見込み。しかも、フリーエージェント(FA)選手の契約への影響を恐れているMLB選手会の要望により、大谷は21日間で契約を結ばなければならなくなった。MLB球団との交渉期間は短くなるものの、移籍先が早く決まれば、キャンプインへ向けて準備期間は長くなる。

 田中は「(自分の時は)めっちゃ(時間が)かかりましたよね。僕が決まったのは1月20日とかそのくらいでしょ。本当にバタバタしてました」として、大谷については「早く決まるわけだし、どうなるんだろうっていう期間が長くない方がもちろんいいと思うので」と言及。去就の早期決着はプラスに作用すると見ている。

 大谷の移籍先として、ヤンキースが大本命との見方をする米メディアは多いが、本人の気持ちはまだ誰にも分からない。田中と大谷が超名門球団の先発ローテーションを形成することを期待する声もあれば、2人の対戦を見たいという声もあるだろう。大注目の1か月となることは確かだ。

(Full-Count編集部)

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