ジャイアンツがスタントン獲得へ具体的提案、パニックら3選手候補と米報道
スタントンと同時に二塁手ゴードンにも触手か
今季59本塁打を放ち、ナ・リーグMVPに輝いたマーリンズの大砲ジャンカルロ・スタントン外野手を巡る状況が、にわかに慌ただしくなってきた。今オフから新オーナーを迎えたマーリンズは、元ヤンキースのデレク・ジーター最高経営責任者(CEO)の下、財政を整理するべく、大型契約を持つスタントンのトレードを画策中。カージナルス、レッドソックスなど複数球団が獲得に興味を持っていると伝えられていたが、ここへ来てジャイアンツが具体的なオファーを出したという。MLB公式サイトが伝えている。
記事によれば、ジャイアンツはマーリンズにトレードで放出する用意のある具体的な選手名を伝えたという。「シリウスXM」でスポーツ番組のホストを務めるクレイグ・ミッシュ氏が伝えたところによると、ジャイアンツはゴールドグラブ賞二塁手ジョー・パニック、球団内で2位、3位にランク付けされる若手有望株のクリス・ショー、タイラー・ビードの3人を提案。ただし、スタントンだけではなく二塁手ディー・ゴードンも一緒に獲得しようという算段のようだ。
マーリンズに近い関係者の話によると、マーリンズはスタントン1人に対して、パニック、ビード、ショーの3人、加えてスタントンが抱える残りの契約2億9500万ドル(約332億2300万円)のうち2億5000万ドル(約281億5600万円)前後を負担するのであれば、トレードに応じる構えだという。
スタントンは全球団に対するトレード拒否権を持つため、トレードが実現する前には本人の承諾が必要となるが、すでにマーリンズにはトレードを承諾するチーム名を伝えてあるという。ロサンゼルス近郊出身のスタントンは西海岸に拠点を置くチームに高い優先順位をつけているとされるが、中でもリストのトップにあるのはドジャースで、ジャイアンツに関しては“承諾”する球団に入ってるかは分からないそうだ。
12月10日(同11日)からはフロリダ州オーランドでウインターミーティングが開催される。例年その会期中に大型トレードが成立することも多いだけに、スタントンを巡るトレード話はここからさらに熱を帯びることになりそうだ。
(Full-Count編集部)