ホークス五十嵐が1000万増の3.6億円でサイン、条件クリアで1年自動延長
来季は21年目「試合数にはこだわりたい」
2年ぶり日本一に輝いたソフトバンクの契約更改交渉が1日、本格的にスタートした。すでにファーム組の更改は終了。この日から日本一に導いた主力選手たちの交渉が始まり、1人目の交渉となった五十嵐亮太投手は、1000万円アップの3億6000万円プラス出来高で更改した(金額は推定)。
2015年に年俸3億5000万円の2年契約を結んでいた五十嵐。この2年契約には、登板数などの条件による1年延長の自動更新オプションが付いており、それをクリア。交渉後の会見では「契約に関しては代理人と球団の間で話は終わっていたのでサインだけ。1年間ブルペンがどういう感じだったかとか、施設面とかを良くするためにどうしたらいいかというのを話しました」と話した。
今季は46試合に登板して6勝0敗11ホールドをマーク。7月に左太もも裏を肉離れし、全治2~3か月の診断を受けたが、わずか1か月ほどで実戦に復帰。負傷後2か月で1軍復帰を果たした。ただ、早期復帰を目指してリハビリを行ったため走り込みが不足し、自ら志願して秋季キャンプにも参加した。「年内はキャンプに参加して、そこから10日間ほど休むことができた。そろそろ動き出す」と、近く来季に向けて再始動する。
11日からのハワイ優勝旅行中もトレーニングを続け、その後もハワイにとどまって自主トレを継続させる予定だ。プロ21年目のシーズンに向けて「試合数にはこだわりたいし、ストレートのスピード、質は追い求めたい。ただどこまで追い求めていいものか。ベテランっぽくはなりたくないけど、その辺も意識しないといけない年齢に差し掛かっている」と話していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)