鷹・福田、500万増の2800万円で更改 “控えの貢献度”の評価を要望
6月25日の西武戦では守護神・増田から逆転サヨナラ2ラン
2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンクの福田秀平外野手が1日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸2300万円から500万円増の2800万円(金額は推定)でサインし「1年間怪我なく、2軍に落ちることなく1軍の戦力であり続けたこと、サヨナラだったりここ1番で打ったことを最大限評価してもらいました」と語った。
多摩大聖ヶ丘高から2006年の高校生ドラフト1位でソフトバンクに入団し、今季でプロ11年目となった福田。今季は代走や守備固めなど途中出場が中心ながら、自身最多となる104試合に出場。6月25日の西武戦(ヤフオクD)では、8回に代走で出場し、1点ビハインドの9回2死一塁で立ったこの日初打席で西武の守護神・増田から起死回生の逆転サヨナラ2ランを放っていた。
球団との交渉の席では「控えとしての評価は数字には現れないことが多い。目に見えないところでの準備とかもある。日本一になったチームで1軍の戦力でいることがどれほど難しいかというのを、もう少し評価してほしい」と伝えたという福田。「頭から出て、最後まで守るというプロ野球選手である以上、来年の目標にしていく」とした。
11月28日には第1子が誕生し「生まれてから、もっともっとやらなイカンという思いでいっぱい」と気持ちも新たになった福田。柳田、中村晃、上林と外野の層は手厚いが、プロ12年目となる来季こそのレギュラー取りを誓っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)