FA鶴岡が古巣・日ハムと交渉 複数年契約提示、復帰へ支障なく近々合意へ
本人は球団へ感謝&復帰に前向き、島田代表も「ぜひ戻って来てほしい」
ソフトバンクからフリーエージェント(FA)権を行使した鶴岡慎也捕手が3日、札幌市内で古巣の日本ハムと交渉を行った。複数年契約の提示を受け、本人は復帰へ前向きな姿勢を見せた。
2002年のドラフト8位で指名を受け、2013年まで在籍した古巣とのFA交渉。約30分間の話し合いを終えると、鶴岡はすっきりとした表情を見せた。複数年契約の提示を受け、日本ハムへの感謝の思いも明かした36歳のベテラン。家族は今も札幌に住んでいるものの、2013年オフにFA宣言した時から「いつかは戻りたいという気持ちは持ってはダメだ」と言い聞かせていたというが、誠意のある条件提示に心は動いたようだ。
日本ハムの島田球団代表も「もともと出ていってほしくなかった。監督もここ1、2年は戻ってきてくれないかなと話していた。本人は自分から出ていったのに戻っていいか気がひけていたようだが、球団がぜひ戻って来てほしいんだからという話をした。ソフトバンクでの経験を生かしてまた日本一に貢献してほしい」と話した。「日本ハム・鶴岡」の“再誕生”に支障はなく、近々合意に至る可能性が高まった。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)