パドレスがプレラーGMと2022年まで契約延長、オーナー「我々の信頼の証」
当初の2019年までの契約を3年延長、育成システム構築に尽力
パドレスのAJ・プレラーGMの契約が3年延長され、2022年までの長期政権が保証された。地元紙「サンディエゴ・ユニオントリビューン」電子版が報じている。
2014年に現職に就いたプレラーGMは、当初5年契約を結び、2019年までの任期だった。だが、共同オーナーを務めるロン・ファウラー氏は「契約を延長することが我々の信頼の証。我々のフロントは非常に優秀だ。契約期限を気にしながら仕事はしてほしくない」とし、異例とも言える2022年までの長期政権を保証した。
GMに就任し、最初のオフには球界を揺るがす大トレードを乱発し、トレード獲得したマット・ケンプ(現ブレーブス)に「ロックスターGM」と呼ばれたプレラーGMは、マイナーシステムの整備に尽力。メジャーレベルではまだ借金生活から抜け出せずにいるが、傘下マイナーには多数の若手有望株がひしめいている。
プレラーGMは「球団が目指す方向へ真っ直ぐ進むため、過去数年にわたり、スカウティング部門、育成部門のスタッフが本当に懸命に働いてくれている。自分は一緒に働く仲間、そして経営陣が好きだ。我々が目指す場所にたどり着くまで、もう少し時間が掛かると分かってくれるおかげで、特別なチームを作り上げるチャンスを持ち続けられる」と話し、契約延長を喜んだという。
パドレスは大谷翔平投手獲得にも積極的に動いているチームの1つ。プレラーGMは大谷の心を射止め、自身が目指すチーム作りを加速させることができるのだろうか。
(Full-Count編集部)