日本一から5位転落、日本ハムの外国人査定 昨年から軒並み成績が低下
マーティンは今季限りで退団、レアードは昨季から打率が下降
○エドウィン・エスコバー
14試合(1先発)1勝2敗0セーブ0セーブ 0QS 防御率5.64
22回1/3 31安打13四球3死球2本塁打19奪三振 WHIP1.97
レッドソックス、ダイヤモンドバックスを経て、インディアンスから今季日本ハムに加入。初先発となった4月2日の西武戦で5失点で敗戦投手となると、登録を抹消。再調整を経て中継ぎとして1軍復帰を果たしたが、結果は伴わず。ドレイクの加入などで外国人枠が埋まっていたこともあり、7月上旬に黒羽根利規捕手とのトレードでDeNAに移籍した。外国人がトレードで移籍するのも異例だが、1年目の外国人のトレード移籍は初めてのことだった。DeNA移籍後はセットアッパーの1人となり、日本シリーズ進出に貢献した。
○クリス・マーティン
40試合(0先発)0勝2敗29ホールド1セーブ 防御率1.19
37回2/3 21安打6四球1死球2本塁打34奪三振 WHIP0.72
ロッキーズ、ヤンキースを経て昨季から日本ハムに。1年目の当初はセットアッパーだったが、増井浩俊の先発転向などでクローザーを任され、チームの日本一に貢献。今季は再び増井につなぐセットアッパーとなったが、右肘の張りで離脱するなど、登板数は前年の52試合から減らした。ただ、37イニングを投げて6四球、WHIP0.72という数字は立派。今季限りでの退団が決まっており、メジャー復帰の可能性もある。
○ブランドン・レアード
137試合503打数115安打32本塁打90打点 打率.229
54四球125三振 出塁率.308 得点圏打率.254 OPS.767
ヤンキース、アストロズを経て2015年に日本ハムに入団し、今季で3年目。メキシコ代表としてWBCに出場した今季は137試合で打率.229、32本塁打、90打点。本塁打、打点に関しては文句のつけようがないが、打率は1年目(.231)よりも低かった。10月1日にラスベガスで発生した銃乱射事件でいとこが犠牲となり、米国へと帰国した。
○ヤディル・ドレイク
35試合82打数19安打1本塁打3打点 打率.232
3四球22三振 出塁率.267 得点圏打率.167 OPS.560
キューバからメキシコへと亡命し、メキシコ国籍を取得したドレイク。メキシカンリーグのドゥランゴ・ジェネラルズから、今季途中の6月末に日本ハムに加入。低迷するチームの起爆剤、打線の強化を期待されたが、思ったほどの結果を残すことはできなかった。35試合で打率.232に終わり、今季での退団が決まっている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)