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西武・栗山が得た「着想」 「リアル野球盤」に込める思いとは

雲ひとつない青空に、ファンファーレが鳴り響いた。グッとバットを握り締め、打席に向かう背中を、応援歌が送り出す。

今月3日には兵庫で「栗山杯」を開催
今月3日には兵庫で「栗山杯」を開催

野球の“敷居”を下げ、輪を広げる試み、「本当にわくわくする」

 誰もが一緒に、野球で遊べる場をつくろう――。そんな趣旨に、西日本で西武の応援団を務める「博多激獅会」も賛同した。“リアル野球盤”の会場に駆けつけ、プロ野球の公式戦と同様のトランペット応援で盛り上げた。

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 野球未経験者や障がいを持つ子どもが、屈託なく野球を楽しむ様子に、栗山のほほも緩んだ。

 プロさながらの応援を受けて、打席に立つ。プロになり得る有望な球児と一緒にプレーする。そんな経験をしてもらえば、きっと一生野球を愛してくれるようになるんじゃないか。そんな思いもある。

「いろんな方の意見をうかがいながら、もっとたくさんの子どもたちが一緒にプレーできる形をつくっていきたいと思うんです。そういうことを考えると、本当にわくわくしますね。この先がすごく楽しみなんです」

 今季は8月17日楽天戦で放った代打サヨナラ3ランが、年間で最も劇的なサヨナラ打だったと評価され「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞」を受賞した。しびれる場面でこそ、力を発揮する男。栗山は「プロですから」と事もなげに言う。「プロならではのプレー」でファンを沸かせることにこだわり、34歳の今も誰よりもバットを振る。

 そんな男が一方で、プロでなくても、うまくなくとも野球を楽しむ方法を模索している。野球の“敷居”を下げ、野球の輪を広げる試みを続けている。

「別に矛盾じゃないですよね。野球が好きなんでね」。そう言うと、栗山は東京行き最終の新幹線に乗り込んでいった。

(Full-Count編集部)

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